丸紅グループが実施した大規模な人事制度改革は、2019年からの変革の3年間を経て戦略実践の3年間に突入している。既存の枠組みを超えることをスローガンに掲げ、斬新な人事制度を実質1年で導入した実態、新たな価値をイノベーションするために仕掛けた「人財×時間×仕掛け」の中身とはどのようなものだろうか。
以下では、人事部長として変革をけん引し、2023年からは新設されたCHRO(Chief Human Resource Officer)として人財戦略を担う鹿島浩二氏と、元ロート取締役(CHRO)の髙倉千春氏が、人事という共通の視点から人財戦略を追求する対談の骨子をお届けする。